2008年06月13日

パロロワ−文房具ロワイヤル

ブログのネタを探すために「文房具」で検索している時に、面白い掲示板を見つけました。『皆さんには、ちょっと殺し合いをしてもらいます。』の台詞で話題になったバトルロワイヤルを元ネタに登場人物を文房具に置き換えたパロディー小説を、リレー小説方式で作り上げていくといったものです。

映画は内容が過激で国会でも取り上げられたほどですが、これは登場キャラクターが文房具な分それほど抵抗なく読むことができます。バトルロワイヤルのパラディー小説は「パロロワ」と呼ばれ、文房具以外にも様々なバージョンがあるようです。

プロローグだけ紹介したいと思います。本編は下のリンクからどうぞ。

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 それは凶器と呼ぶにはあまりに小さすぎた。
 小さく丸く細く、そして金色過ぎた。
 それは、まさに画鋲だった。

 これはそんな何の変哲もない画鋲と、幾多の素晴らしい文房具達が繰り広げていく物語。

 文房具ロワイヤル
      〜and a thumbtack the great stationery〜

 はじまり、はじまり。


 わたしは画鋲です。
 ……名前ですか? 画鋲ですよ。偽名でもないし、渾名だってありません。
 普通の工場で作られて、見た目がまるっきり一緒の仲間たちとケースに詰め込まれて、
 文房具屋で売られて、買われて、当たり前に使われているだけの、画鋲です。
 わたしが突き立てているのは、この家の一人息子にして、今年で小学四年生になるケンちゃんの部屋の壁。
 これまた普通の日めくりカレンダーを、重力に負けないよう必死で壁に押さえ付けておくことが、わたしの役目です。
 部屋の主のケンちゃんは、ちょっといたずらっ子の気はあるけど、基本的にはとってもいい子。明るくて、太陽みたいな子。
 よくカレンダーをめくり忘れては、三日か四日分くらいのページを一気に破いていくんだけど、
 そんなおっちょこちょいなところも可愛くてわたしは好きです。あ、これ、色んな意味でケンちゃんには内緒ですよ?
 わたしは、ケンちゃんの部屋にいられるだけで、ケンちゃんの指先がわたしの傍を掠めていくだけで満足なんですから。
 ……時々、今年が終わったらこのカレンダーも必要が無くなって、
 そしたらわたしも一緒にお役御免になっちゃうのかな、なんてことを考えたりもします。
 けど、遅かれ早かれ、何にだって寿命っていうものはあるんだから、
 覚悟を決めるのはその時になってからでも遅くないよね――なんて風に結論を先延ばしにしては、
 わたしはケンちゃんと一緒の、ありふれた日常を過ごし続けていました。

 あの日が、来るまでは。

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この後、30以上の文房具が入り乱れての壮絶な殺し合いのストーリーが繰り広げられていきます。全文はこちらで読むことができます。





posted by Biclix at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文房具四方山話
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